【水を抜くとクセになる?】膝に水が溜まったら抜く?

query_builder 2022/06/09
膝横浜_整体関節

膝に水が溜まった…抜いた方が良い?

女性困る

膝に水が溜まった…抜いた方がいいですか?

男性教える

結論から言うと、抜いた方が良い場合とそうでない場合があります。

女性疑問

抜くとクセになるってよく聞きますが・・・

男性教える

そうですね。

まずは、水が溜まる理由を説明しますね!

関節は「滑膜:かつまく」という膜によって覆われています。

この滑膜というのは、滑膜細胞という細胞の集合体で…



女性困る

???

男性教わる

あ、ごめんなさい。すぐに専門用語が・・・


女性教わる

いえ、できるだけわかりやすく教えてくれれば

男性教える

ありがとうございます!

少し勉強のつもりでお付き合いください。

関節は滑膜(かつまく)という膜で覆われていて…

この滑膜は滑液(かつえき)という液体を出す役割があります。

女性閃き

あ、これが関節の水なんですね!

男性OK

そうです!

もう少し深く説明しますね。

滑膜というのは栄養をたくさん持っています。

女性疑問

じゃあ、水はたくさんあった方がいいんですね?

男性会話

あ、なるほど。そうなってしまいますね。

ちょっと違います。

話を少し戻します。

膝の関節の中には、血流がたくさんあるものと血流が全くと言っていいほどほとんど無いものがあります。

先ほど出てきた「軟骨」には血流が全く無く、「半月板」には(場所にもよりますが)ほとんど血流がありません。

血流にのって栄養が運ばれてくるので、血流が無いところが壊れたり、傷ついたりすると治るのが非常に難しくなります。

なので、血流(栄養状態)が悪いものが壊れると栄養をたくさん持っている滑膜をたくさん増やして治そうとするのです。

滑膜がたくさん増えるときに滑液をたくさん出すので水が溜まります。


女性疑問

んっ?ということは、やっぱりたくさんあった方が良い?

男性教える

そうはならないんですね。

滑膜は栄養をたくさん持っていると同時に神経もたくさん持っています。

なので、滑膜がたくさん増えると神経もたくさん増えるので痛みも増えることになります。

つまり、これが「炎症」ということになります。

医学的には「滑膜炎:かつまくえん」と言います。

女性会話

「炎症」と聞くと良くない気がしてきました。

男性会話

そうですね。

それに加えて、もうひとつ。

滑膜というのは永遠と栄養を作ることができるわけではないので、壊れた軟骨などに栄養を渡したらやがて滑膜が持っていた栄養もなくなってしまいます。

滑膜からは栄養は無くなりますが神経は残り、痛みの原因だけが残ることになります。

ここでようやく最初の質問に戻りますね。

「水を抜く」ということは良いことですか?

女性閃き

あ、抜くだけだと治らない…?

男性OK

そうですね!

結局は関節の中の壊れたところを治さない限りはずっと滑膜が増え続けて、滑液(水)を出し続けてしまう・・・

だから「クセになる」と言われているんです。

抜くと同時に関節の中を治す治療もやっていく必要があるということです。

女性閃き

あ、確かに!そう言えば、抜くときにヒアルロン酸注射をすることがありますね。

男性OK

そうです。

ヒアルロン酸が関節の栄養剤の役割をしてくれるので、抜くと同時にヒアルロン酸注射をすることが多いのです。

さらに専門的な話にはなりますが、

「水を抜く」という行為は実は診断のために行うことがあります。抜いた水が「濃い黄色」だと「変形性膝関節症」の可能性が高く、「赤色」が混じっていると「関節の中での出血」を意味し、「油の成分がある赤色」だと「骨折」の可能性が高く、「油が無い赤色」だと「前十字靭帯などの靭帯損傷」の可能性が高い…といった具合に診断のために抜くこともあります。

女性困る

う~ん、やっぱり難しい…

男性教える

ごめんなさい。

そうですよね。

それだけ医学というものは奥が深く難しいのです。

医師の指示に従えとは言いませんが、いろんなことを考えて医師は患者さんに提案しているので、決して「金儲け」などと否定的にはとらえず、疑問に思ったことは素直に質問しながら治療を進めていって欲しいものです。

女性OK

なんとなくですが、わかりました!!

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