【最低賃金 30円 引き上げ】今朝のニュース 2022年8月1日

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最低賃金アップ

【最低賃金30円引き上げへ】

こんなニュースが今朝テレビや新聞で。

「物価高騰に対して」ということらしい。

物価がさらに高騰し、いわゆるインフレ状態になると、当院も値上げを考えなければならなくなるかもしれないので、この辺で止まっていただきたい気もします。


しかし、今までこの20年超もの間、日本がデフレだったのは世界的には正常な状態とは言えないので、多少のインフレは仕方ない…といいつつ、急な変化にはなかなか対応できないのでできればゆっくりお願いしたい・・・そんな都合よくはいかないですね。


さて、

この「賃上げ」について、先日ネットニュース番組で取り上げられていて、印象的な発言があったのでご紹介いたします。

その番組では、ある有名YouTuberの方、自民党の方なども出演されており、賃上げの意味や理由をある程度自由に話す(台本はあるのでしょうが・・・)という番組でした。

その中で、自民党の方が

「この程度の賃上げ(最低賃金アップ)に対応できない企業は潰れて当然。賃上げが無くても近いうちに潰れる。自然淘汰・・・」と。


なるほど、そういう考え方もできるのか、と思いました。

ボクはつい、「弱者救済」と思ってしまうので、世の中の制度が理由で潰れる企業なんてあってはならない、と思ってしまっていましたが、政治家や頭の良いYouTuberの方はそういう風に考えているんだなあ、なんて考えてしまいました。

もちろん、全員がそういう考え方ではないと思います。


経営をされている方であれば、以下のような問題もあります。

例えば、今回であれば最低賃金を30円アップしようとすると、少なくとも非正規雇用の従業員全員の時給を挙げる必要が出てきます。

ここで「んっ?」と思った方もいらっしゃると思います。

「全員」アップする必要は無いのでは?と。


以下は実際に私が経験した事例です(金額はわかりやすいように設定してあります)。


私が関わっていたこの病院の最低賃金(時給)は970円。

Aさんは、現在時給1000円。この方は5年前から熱心に働いていたので5年かけてようやく30円上がったとします。

そして、

Bさんは、これから新しく雇用が決まっていて、今回の賃上げによって最低賃金が1000円になったので勤務初月から時給1000円。

Cさんは昨年から勤務していて、経験者ということもあり、勤務当初から時給1000円。

Dさんは、正規雇用者で基本給20万円。


もうわかりましたね。

A,B,Cさんは皆同じ時給1000円になりますが、全て意味合いが異なる1000円ですよね。

経営者としては同じではまずいので、全員アップさせて差をつけなければならなくなります。


そして、Dさん。

基本給15万円ということは、ひと月20日間の勤務なので、1日当たり7500(15万÷20日間)円。

一日8時間なので、時給換算すると1000円を切ってしまいます(7500÷8時間)。

あれっ?

正規雇用は雇用保険や諸手当があるとはいえ、時給換算で非正規雇用の方が低いというのも・・・。

ということで、経営者としては正規雇用の方の賃上げも考えなければならなくなります。


雇用される側としては「賃上げ」はうれしいことですよね。

しかし、雇用する方とすれば、利益が同様に上がっていれば何も問題ないのかもしれませんが、経営が苦しい場合は「損益」につながる可能性が高いわけです。

時給を上げればその分皆が働くようになって生産性も上がれば良いのですが、そんな単純にはいかないことは容易に想像できると思います。


ま、色々問題あるかもしれませんが、

「必要な物や需要がある企業は残っていくはず」、と信じ、

私も「必要」と言われる人間を目指して頑張っていきたいと思います。


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#2022年8月1日

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