天気と関節痛の関係
【天気と関節痛の関係】
よく、「雨が降る前に痛くなる」と言われます。
決して
「気のせい」というわけではありません。
医学的には十分な根拠があるとは言い難いですが、
「自律神経」や「関節内圧」説が比較的有力かと思います。
耳の奥にある「三半規管」が刺激されて交感神経に作用し、痛覚を敏感にする・・・と言われています。
しかし、これが全面的に本当なら全身が痛くなるような気もします。
関節には圧力が存在します。
天気が悪くなる時の多くは気圧が下がります。
気圧が下がると、相対的に関節内圧の方が高くなるわけですので、内圧が高くなって痛くなる…この方が少しわかる気がします。
しかし、これも全面的に正しければ
「台風の時に最も痛くなる」はずですが、そうとも言い難いです。
また、
梅雨の時期は低気圧が停滞するのですが、この時期ずっと痛みが持続する方も少なからずいらっしゃることから、「圧力の変化率」でも説明が難しい。
これは学生の時に読んだ研究記事で、ちゃんとした論文ではなかったような記憶ですが…。
被検者には内緒でA,B,Cの3つの部屋を用意します。
A:大気圧と同じ
B:大気圧より低い
C:大気圧より高い
これら3つの部屋を被検者に移動してもらい、移動時に体調などの変化を聞くといったシンプルな実験でした。
結果は、全く有意差無し。
圧力ではなく、湿度を変えた場合、湿度と圧力を変えた場合などいろいろなことをやってみたところ、唯一「湿度のみ」が統計学的な有意差は無いものの、関節痛と多少の関係があった、というものでした。
論文はみつかりませんでした。
現在も天気や湿度などの研究が行われているようですが、どれも核心に迫るような研究結果は出ていません。
う~ん、そうは言っても、私の臨床経験上は多少関係ありそうなんですが。
特にリウマチの患者さんは天気に敏感な傾向にあります。
まあ、天気予報を見過ぎているのかもしれませんが(苦笑)。
ちょっとよくわからないブログになってしましましたが、天気と関節痛は関係ありそうですが、科学的にはまだきちんとした結論は得られていないというところでしょうか。
医学はまだまだわからないことばかり。現代医学では証明できていないことでも後に証明されることもたくさんありますから、
「エビデンスエビデンス…」と固執するのも良くないのかもしれませんね。
とは言え私は科学者でもありますから、きちんと証明できるよう努めて参ります。
少しずつ秋が近づき、秋雨前線なんて聞くとまた関節痛の患者さんが増えますかね…。
しっかりと対応して参りたいと思います。
膝診る東京2021
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